市バス209系統

日本国内の鉄道完乗を目指して旅行した記録をつづっています。

奈良交通 八木新宮線 その3

その2はこちら

上野地での休憩中にすぐそばにある谷瀬の吊り橋を渡りに行きます。

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長さ297メートル、高さ54メートルの谷瀬の吊り橋は、上野地と対岸の谷瀬を結ぶために架けられた生活用の吊り橋です。1954年に谷瀬集落の人々がお金を出して800万円を投じて架けた吊り橋です。1軒当たり20~30万円ほどの負担だったそうで当時としては大変な負担だったと思いますが、国道が通る上野地集落との間に橋を架けるのは人々の切実な願いだったのでしょう。現在では十津川村随一の観光スポットになっており観光客も多く訪れます。(ただしこの日は2月の平日だし、雨も降っているので、八木新宮線の乗客以外に観光客は見あたりませんでしたが)

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吊り橋なので強度の問題もあり一度に渡れるのは20人まで。今回は人が少ないので10分程度で往復できましたが、混雑していると20分の休憩時間内に戻ってくるのは難しいでしょう。ゴールデンウィークなどのピーク時には一方通行になり、対岸からは臨時バスで戻ってくるそうです。

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この吊り橋は小さいときにキャンプに来て一度渡ったことがあります。その時はゆらゆら揺れてかなり怖かった記憶があるのですが、今回渡ってみるとそれほど揺れず難なく渡ることができました。ほかの人もみなさんスタスタ渡っていました。中には腰を抜かして途中で動けなくなる人もいるそうなので、不安な人は無理をしないほうがいいでしょう。ただ、雨が降っているし、板ががっちり打ち付けられているわけではなくぐらぐらしているので、滑らないように気をつけるのが大変です。もし滑ったとしても金網が張られているので下に落ちることはありませんのでご安心を。

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橋の真ん中からの景色。

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対岸の谷瀬側から、上野地側を見たところ。

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吊り橋の谷瀬側にある建物。休日などにはお土産や食べ物を売っているんでしょうか。バス停のある上野地側にも土産物店などはありましたがオフシーズンの平日だからなのか閉まっていました。

ちなみに谷瀬は「たにぜ」と読むのが正しいようですが、バスの車内アナウンスでは「たにせのつりばし」と言っており、読み方に揺れがあります。

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上野地側へ戻ってきて、バス停へ向かうところ。観光シーズンには休憩時間中に吊り橋を渡るのは難しそうなので、途中下車してもいいかもしれません。しかし今回のようなオフシーズンに途中下車してしまうと、お店も開いていなくて時間つぶしに困ってしまいそうです。空いている時は休憩時間の20分で十分吊り橋を堪能できます。

91 下上野地(しもうえのじ)
92 月谷口(つきたにぐち)
93 河津谷(こうづだに)
94 高津(たこつ)
95 高津下(たこつした)


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バスは十津川を右に見て進みます。エメラルドブルーとでも言うのでしょうか、南の島の海のような色をした川です。

96 川津西(かわつにし)
97 川津(かわつ)


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川津・風屋間には津越谷と野広瀬という停留所がありますが八木新宮線は通過します。写真は野広瀬停留所を振り返ったところ。周りに建物は見当たりません。

98 風屋(かぜや)

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風屋集落。奥には郵便局も写っています。風屋はアメダスの観測所があり、「十津川村風屋では…」と天気予報でよく聞く地名です。また、風屋ダムもあります。ずっと十津川に沿って走っていますが、この辺りまでは風屋貯水池というダム湖でもあります。

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12時53分、滝川口停留所の手前で新宮駅発八木駅行き第3便とすれ違います。定刻ならば12時51分に滝川口・風屋花園間ですれ違うので若干遅れています。

99 滝川口(たきがわぐち)
100 風屋花園(かぜやはなぞの)


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天気が良ければここで風屋ダムの堤体が見えるのですが、残念ながらご覧の有様です。よく見ると真ん中あたりにダムの下のほうがちらっと見えています。

101 野尻(のじり)
102 野尻口(のじりぐち)
103 岩村橋(いわむらばし)
104 山崎大橋(やまざきおおはし)
105 池穴南口(いけあなみなみぐち)


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雨靄が出ていて、これはこれでいい景色です。欄干の黄色がちょっと目立ちますが。

106 小井(こい)
107 上湯の原(かみゆのはら)
108 湯の原(ゆのはら) 
109 十津川村役場(とつかわむらやくば)


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ここで県立五條病院前以来の乗客の乗り降りがありました。5人くらい降りて2人乗ってきます。ここには湯泉地(とうせんじ)温泉があり、日帰り入浴が楽しめます。道の駅もあるので途中下車におすすめの停留所です。写真は村役場。写っているバスは十津川村営バスです。奈良交通が運行を委託されていますが、運転手には村の出身者・定住者を雇用しています。そばには五條警察署十津川警察庁舎もあります。2008年までは十津川警察署でした。奈良県では警察署の統合が進んでいます。

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右側にある白い大きな建物が一乃湯ホテルというホテルです。村役場などはその奥にあります。写真の左側の建物は十津川中学校です。十津川村には上野地・小原・折立・西川の4中学校がありましたが、2012年に統合され旧小原中学校の敷地に十津川中学校が開校しました。新しい校歌はさだまさしが作詞作曲したそうです。

110 十津川小原(とつかわおはら)
111 滝(たき)


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十津川村役場のある小原からこの先の折立の間には十津川道路というバイパスがあります。十津川村役場から滝まではこの十津川道路は通らず従来の国道を通ってきましたが、ここから十津川道路を走ります。滝停留所の先を左折すると168号線と別れて下北山村へ続く国道425号線に入ります。曲がってすぐにあるトンネルを抜けると上の写真の地点です。上を通っているのが十津川道路。右折して425号線と別れると真ん中のカーブした道を上がり十津川道路に向かいます。

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右折して十津川道路に入ると、すぐにトンネルです。十津川道路はほとんどがトンネルで、まっすぐに突っ切ります。

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トンネルを抜け振り返ったところ。

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トンネルを抜けると高架を進みます。

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本道との合流地点。十津川道路はここまで。しかし八木新宮線はこの先168号線を南へ向かうのではなく、バイパスでない本道を北へ引き返していきます。

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右に移っているのがバイパスである十津川道路。写真の右側から十津川道路をやってきたバスは、写真奥の合流地点で引き返してこの地点までやってきました。真ん中付近に停留所のポールが見えますが、これが折立口停留所です。しかしバスはこの停留所を無視して素通りします。(この写真は後部窓から撮っています)

112 今戸(いまど)

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本道を引き返してきたのはこの今戸停留所を経由するためです。十津川道路を通るとこの今戸停留所を通らないのでわざわざ引き返してきたのです。この先にはまだ高滝口停留所があるのですが、八木新宮線は停車せず通過なのでそこまで引き返すことはありません。

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今戸停留所でUターンして今来た道を引き返します。左に見えるのが十津川道路。

113 折立口(おりたちぐち)

先ほど素通りした折立口停留所に停車します。(もちろん乗り降りがないので実際に止まるわけではありません)

114 折立(おりたち)

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折立集落。右側の階段を上がっていったところにある建物は平谷小学校です。ここは旧折立中学校があったところです。折立中学校の閉校後、下流の平谷地区にあった小学校が移転してきたようです。真ん中にアーチ状の建造物が見えますが、これは木製の歩道橋です。林業が盛んな土地だからでしょう。

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折立橋の上から。折立橋は2011年の紀伊半島大水害で流されてしまい復旧工事が続けられていましたが、今年の1月31日に復旧工事が完了しました。

115 折立山崎(おりたちやまざき)
116 込の上(こみのうえ)


込の上停留所は県立十津川高校の最寄停留所です。十津川高校はその起源を1864年までさかのぼることができる歴史ある高校で、奈良県では最も古い高校です。このことは車内アナウンスでも紹介されていました。ここから学校帰りの高校生が10人ほど乗車します。まだ1時半ごろなのでテスト期間でしょうか。高校生のうちで奈良県内で下車したのは1人だけで、あとはみな和歌山県内までの乗車でした。最遠は本宮大社前。和歌山県からの越境入学のようです。

117 下込の上(しもこみのうえ)
118 豆市(まめいち)
119 鈴入(すずいり)
120 平谷口(ひらだにぐち)
121 十津川温泉(とつかわおんせん)


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13時30分ごろ十津川温泉停留所着。ここで約5分の休憩です。

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ここには奈良交通十津川営業所が併設されており、十津川村営バスの車両が停まっています。右側の建物は立体駐車場。山ばかりの地形なので平らな土地が少ないのですね。


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休憩時間を利用して運転席を覗いてみます。このように床から長いシフトレバーがのびているバスは最近めっきり見なくなりました。

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その4へつづく


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コメント

訪問者リストからきました

はじめまして。
八木新宮線は学生時代の春休み、貴殿とは逆に新宮から乗りました。バス内は録音されたガイド音声が流れていました。今でも当時同様走っているのは不思議な気がします。
おそらく本宮への縦走の記事から来られたのでしょうが、
まだ途中までで申し訳ありません。早二年前の話ですが
完結させます。

Re: 訪問者リストからきました

コメントありがとうございます。

八木新宮線は廃止のうわさも流れていますが、できるだけ長く走り続けてほしいですね。
私も今度はバスで通り抜けるだけでなくて、途中下車していろいろ見て回りたいです。

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