市バス209系統

主に日帰りや一泊二日であちこちへいった記録です

奈良交通 八木新宮線 その2

その1はこちら

42 五條駅(ごじょうえき)

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五條バスセンターを出発したバスは一旦国道を外れてJR五条駅を経由します。市の名前は「五條」市ですが、JRの駅名は「五条」駅です。しかし「五条」駅前にある停留所は「五條駅」です。ちなみに奈良交通では駅前にある停留所の名前は「○○駅前」ではなく「○○駅」となっています。八木新宮線も「八木駅」発「新宮駅」行きです。


43 五條町(ごじょうちょう)

再び国道24号線に戻ったバスは本陣交差点を左折して南へ向きを変えます。この先は終点までのほとんどの区間を国道168号線を通ります。

44 戎神社前(えびすじんじゃまえ)

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この辺りは五條市の中心部で周辺には古くからの街並みも残っています。

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大川橋で吉野川を渡ります。和歌山県では紀ノ川と呼ばれる川ですが、奈良県内では吉野川と呼びます。

45 大川橋南詰(おおかわばしみなみづめ)
46 野原(のはら)
47 県立五條病院前(けんりつごじょうびょういんまえ)


県立五條病院前停留所で数人下車します。ここまでは鉄道駅を中心とした短距離の利用もそこそこありました。しかしこの先はそのような利用はほとんどなく、この停留所を出ると十津川村役場まで乗り降りはありませんでした。

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病院の向かいにあった吉野ストア。吉野ストアは五條・吉野周辺に6店舗を展開するスーパーです。

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少しわかりにくいですが未成線となった国鉄五新線の跡です。五新線は五條と新宮を結ぶ鉄道として計画され、大塔村(現五條市大塔町)の阪本までの区間が実際に着工されました。しかし国鉄の経営悪化の影響で工事は凍結され、列車が走ることはありませんでした。八木新宮線のバスはこの五新線が計画された区間を結んでいます。

48 霊安寺(りょうあんじ)
49 丹原(たんばら)
50 上丹原(かみたんばら)


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時刻表によると10時45分に上丹原・生子間で新宮駅5時53分発の八木駅行き第1便とすれ違うことになってます。はたして同区間で八木駅行きのバスとすれ違いました。ただ時刻は10時48分だったのでどちらも3分ほど遅れているようです。この先、八木駅行き第2便とは11時45分に宇井口で、第3便とは12時51分に滝川口・風屋花園間ですれ違うことになっています。(写真はすれ違った八木駅行きの後ろ姿です。私は一番後ろの右側に座っていたので、右側または後部の写真が多くなっています)

51 生子(おぶす)
52 老野(おいの)
53 老野南口(おいのみなみぐち)


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だんだんと標高が高くなってきて、家並みを見下ろすようになってきます。この辺りから五條市西吉野町になります。もともと吉野郡西吉野村でしたが、平成の大合併により2005年に五條市に編入された地域です。この先で八木新宮線ひとつ目のトンネルをくぐります。

54 神野(こうの)
55 賀名生和田北口(あのうわだきたぐち)


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この辺りには賀名生梅林が広がっています。ピークのころにはこのバスも見物客で混雑するのでしょうか。

56 賀名生和田(あのうわだ)
57 賀名生農協前(あのうのうきょうまえ)
58 上和田(かみわだ)
59 大日川(おびかわ)
60 黒渕(くろぶち)
61 黒渕口(くろぶちぐち)
62 城戸(じょうど)


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城戸停留所。写真の右側に見える川の対岸には五條市役所西吉野支所(旧西吉野村役場)があり、旧西吉野村の中心部です。後ろには五新線の高架橋も見えます。乗車当日は低気圧が接近しており、この辺りから雨が降り出してきました。

63 塩川原橋(しおがわらばし)
64 坂巻(さかまき)
65 宗川野橋(むねかわのばし)


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五新線の橋梁。奥にはトンネルの入り口も見えます。こんなに立派な施設なのに使われることはありませんでした。バスはこの後ぐるっとカーブしてトンネルの入り口のすぐ下を通ります。

66 市原(いちはら)
67 大久保口(おおくぼぐち)


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金刀比羅神社口停留所付近。八木新宮線は「特急」なので金刀比羅神社口は通過します。八木駅出発後初めての通過停留所です。この先奈良県内では揖保橋・津越谷・野広瀬・高滝口を通過します。逆に言えば、奈良県内ではこの5停留所しか通過しません。停車停留所でも乗り降りの全くなさそうな停留所はほかにもあるのになぜこの5つだけ通過になっているんでしょうか。停車にしたところで問題はなさそうに思えます。(停車といってもほとんどの停留所は乗り降りがなかったのでバスは停まらずに走り去りました)

68 下永谷(しもえいたに)
69 永谷(えいたに)


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五條市西吉野町と五條市大塔町の間の天辻峠を全長1174メートル新天辻トンネルで越えます。(写真の奥に見えるのが新天辻トンネルの出口です)「新」天辻トンネルといっても1959年開通のトンネルなので、自動車同士がすれ違うのがやっとの狭くて暗いトンネルです。

天辻峠は分水嶺になっており、峠の北側は紀ノ川へ、南側は熊野川に注ぎます。五條市大塔町は旧吉野郡大塔村で、2005年に西吉野村とともに五條市に編入されました。

70 天辻(てんつじ)
71 星のくに(ほしのくに)


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星のくに停留所には大塔コスミックパーク「星のくに」があります。「星のくに」は道の駅や温泉、ロッジ、天文台などがある施設です。(写真は道の駅「吉野路大塔」)旧大塔村には奈良県で唯一の天文台があり、星がきれいに見える村として有名です。ただし、温泉やプラネタリウムなどの施設は基本的に土休日のみの営業で、平日は道の駅ぐらいしかやっていません。土休日なら途中下車スポットですが、平日なら道の駅だけなので時間をつぶすのは困難だと思います。私が乗車した時も平日だったのですが、ここで途中下車しようとした観光客が運転手さんから「道の駅しかないから」と引き止められていました。

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また、ここには2011年に発生した台風12号による紀伊半島大水害の仮設住宅もあります。この水害では紀伊半島に甚大な被害が発生し、八木新宮線も約2か月間運休しました。現在も復旧工事は続けられており、一部迂回路を通る区間があります。

72 下天辻(しもてんつじ)

下天辻・阪本間には揖保橋停留所がありますが、八木新宮線は通過します。揖保橋停留所は八木新宮線の通る国道168号線から県道732号線が分かれるところにあります。県道732号線は県境の出屋敷峠を通って和歌山県伊都郡高野町の富貴へと続いています。

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阪本集落にはいる直前にトンネルが口を開けています。これもやはり五新線の跡で天辻トンネルの出口です。現在は大阪大学核物理研究センター大塔コスモ観測所として利用されています。ニュートリノの研究がおこなわれているそうです。五條と新宮を結ぶべく計画された五新線は、五條とこの阪本の間が「阪本線」として実際に着工されたのです。

73 阪本(さかもと)

上の写真のところから川を渡ると阪本集落です。この川は旧大塔村の東隣の天川村から流れてきた天ノ川(てんのかわ)です。天ノ川はこの先十津川村では十津川、和歌山県に入ると熊野川と名前を変えます。八木新宮線はこの川に沿って新宮を目指します。

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橋を渡ると突き当りがT字路になっており、そこが阪本停留所です。八木新宮線はこのT字路を右折します。ここを左折すると天川村へ向かう県道53号線になります。しかしこの停留所、ポールがT字路に設置されているんですが、こんなところに停留所を設置していいんでしょうか? 交差点内に停車するのはまずいような気がするんですが。(写真は最後部の窓から撮ったもので、バスは左側からやってきて右折した後の写真です。右に停留所のポールが見えます。奥へ行く道が県道53号線です)

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阪本集落を過ぎてすぐの右窓の風景です。赤い橋を右側に阪本停留所があります。バスは赤い橋を写真の左から右に渡り、右折してぐるっと回ってきたところです。(写り込みやら水滴やらであまり良い写真ではありませんがご容赦ください。この先は雨のため水滴だらけの写真が増えます)

74 下阪本(しもさかもと)

P1150362.jpg
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バスは天ノ川を右に見ながら進んでゆきます。対岸の集落とを結ぶ吊り橋が見えました。

75 小代下(こだいした)

小代下停留所のところで、野迫川村へ向かう県道53号線が分かれています。ここから野迫川村へは野迫川村営バスが出ていますが9時と16時の2便しかなく、五條方面から9時のバスに乗り継ぐことはできません。野迫川村の人が五條方面へ出かけるのに合わせたダイヤになっています。村外から野迫川村へ向かうには南海高野山駅からバスで向かうほうが便利ですが、そちらも1日2便しかありません。野迫川村へ乗用車以外で行くのは難しそうです。

76 猿谷(さるたに)

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猿谷ダムです。アナウンスによると奈良県内にできた最初の本格的なダムなんだそうです。

猿谷停留所を出るとカーブがあり、その先にすぐトンネルがあります。トンネルの幅が狭く、対向が困難なうえ見通しが悪いので注意が必要です。八木新宮線には見通しの悪いカーブの先に幅の狭いトンネルというポイントがほかにも数か所ありました。

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トンネルを抜けて少し行くと建設中のバイパスが見えます。国道168号線は道が狭く対抗が困難なところが多いため、各所でバイパスの建設工事が進められています。これは五條市大塔町小代と宇井の間4.1キロを結ぶ辻堂バイパスの建設現場です。

77 辻堂口(つじどうぐち)
78 大塔支所(おおとうししょ)


辻堂地区にはかつての大塔村役場である五條市役所大塔支所があり、旧大塔村の中心地区です。この付近は2011年の紀伊半島大水害の影響で道路が通行止めになっており、辻堂集落の中まで入っていくことができません。この先旭橋停留所までは仮設道路や迂回路を通ります。そのため、辻堂・辻堂南・宇井・長殿・長殿発電所前は通過します。バスは大塔支所停留所でUターンし、少し戻ったところで橋を渡って対岸の迂回路へと入っていきました。

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Uターンした後で後ろを見たところ。この先は通行止めで進めません。

79 辻堂(つじどう)【災害による迂回のため通過】
80 辻堂南(つじどうみなみ)【災害による迂回のため通過】


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迂回路は、建設中の辻堂バイパスの未供用区間を急遽供用開始した区間や、建設用の桟橋を活用して一般車両を通行可能にした区間からなっています。写真の橋はかなり立派なので、おそらく完成済みだけど供用していなかったのを迂回路にした区間だと思います。

81 閉君(とじきみ)

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11時47分宇井口停留所手前で新宮駅発八木駅行き第2便がやってきました。時刻表だとどちらも宇井口発11時45分発なのでほぼ定刻です。

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すれ違いの際、一旦お互いの運転席のところで停車して、運転手さん同士で言葉を交わします。私は一番後ろに乗っているのでどんなことを話しているのか聞き取れません。

P1150397.jpg
さようなら。気をつけて。

P1150399.jpg
カーブミラーに乗っているバスが写っています。

82 宇井口(ういぐち)
83 宇井(うい)【災害による迂回のため通過】
84 大塔温泉夢乃湯(おおとうおんせんゆめのゆ)
85 塩鶴(しおづる) 


塩鶴停留所から十津川村に入ります。十津川村は面積672.35平方キロメートルで日本一広い村です。東京23区より広いのだとか。八木新宮線は日本一広い村を通る日本一長い路線バスなのです。

86 長殿(ながとの)【災害による迂回のため通過】
87 長殿発電所前(ながとのはつでんしょまえ)【災害による迂回のため通過】


P1150407.jpg
それまでは天ノ川と呼ばれていた川も十津川と名を変えます。

88 旭橋(あさひばし)
89 小栗栖(こぐるす)


P1150411.jpg
前方に吊り橋が見えてくると上野地はもうすぐです。

90 上野地(うえのじ)

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12時5分、定刻通り上野地停留所に到着です。ここで20分間の長めの休憩を取ります。


その3へつづく

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コメント

こんにちは♪

現状が非常によく分かります。
バイパスも工事されているんですね~♪

仮設住宅があるのにも驚きです。

ここまで路線が長いと多くのものに遭遇しますね(^^)

また次回楽しみにしております♪

Re: こんにちは♪

じゃぱさん、コメントありがとうございます。

八木新宮線の通る168号は、道が狭く対向困難な区間も多く、バイパス建設が望まれています。水害の際には、土砂崩れや橋が流されたことにより、孤立した地区もあったので、防災の点からもバイパスは住民の願いのなのだと思います。

終点新宮駅まであと2回かかる予定なので、楽しみにしていてください。

初めまして。
私が2012/10/15に行ったときは宇井口も迂回でしたが通れるようになったのですね。今年になっても宇井が通れなかったようで、傷跡が深いのに驚きです。
http://blogs.yahoo.co.jp/toshiyuki_ui1962/30663115.html

Re: タイトルなし

コメントありがとうございます。
少しずつ復旧しているようですが、完全な復旧にはまだ時間がかかりそうですね。
今まさに台風11号がが来ているので、新たな被害がないよう祈るばかりです。

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