市バス209系統

日本国内の鉄道完乗を目指して旅行した記録をつづっています。

宇太水分神社・上社

下社中社に続いて上社をご紹介します。

上社は惣社水分神社とも呼ばれています。


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中社から芳野川をさらにさかのぼった上流にあります。

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国道166号線新松井橋交差点。北から来た場合はここを左折し県道31号線を芳野川に沿って東へ行くと右側に神社があります。

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途中の風景。

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惣社水分神社。

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神社の前から東を見たところ。

かつてはこの道をさらに奥にある岩端まで路線バスが走っていましたが、2008年に廃止となりました。現在バスで行く場合は、新松井橋交差点付近にある松井橋停留所から徒歩約4キロです。

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手水舎。

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ここも中社と同じように水が出るところがカエルになっています。

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ひしゃくがきれいに並んでいませんが、これはわざとこのようにしているようです。水の勢いが強すきて、そのままでは水が外へ飛び出してしまうため、ななめになったひしゃくに水が入るようになっているのです。さすが水の神様です。知らずにきちんと並べようとして濡れそうになりました。

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石段を上がっていくと神社があります。

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拝殿。

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本殿。

木々に囲まれて静かなところです。他の二社と比べても参拝者は少ないのでしょう。

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この中に鳳輦神輿(ほうれんみこし)という神輿が保管されているようです。

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(クリックすると大きくなります)

上の説明板にもあるように10月21日の秋祭りでこの神輿は中社までお渡りします。かつては下社までお渡りをしたそうです。

ここで少し気になる点が。

下社の記事で、下井足の下社が女体、古市場の中社が男体、ここ上芳野の上社が童体だと説明されているのをご紹介しました。

しかし、私の手元にある『奈良県の歴史散歩(下)』(山川出版社、1975)という本では、ここ上社の女神が神輿に乗って下社へ渡るのを、中社の男神が迎えに行く。これは年に一度の逢瀬を楽しむようで面白い、といった内容が書かれているんです。

二つの記述が食い違っているような気がして気になります。時間があればもっと調べてみたいです。



下社の記事はこちら
中社の記事はこちら

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菟田野の町並

宇太水分神社中社のある菟田野古市場(うたのふるいちば)地区の街並みをご紹介します。


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菟田野町13

水分橋南詰交差点を南から見たところです。

この辺りの国道166号線は菟田野バイパスと呼ばれる道で、ここから南の区間は1966年に開通した区間です。もともとの国道は水分神社のすぐ前を通る県道31号線のようです。

1968年には菟田野から奈良までの直通路線バスも開設されました。当時は奈良まで230円。このバスの名残として今でも菟田野から桜井行きのバスがわずかながら走っています。

菟田野町3
菟田野町11

水分橋南詰交差点のすぐ北側の交差点にある民家。蔵まであってかなり大きな建物です。米谷家住宅と呼ばれる豪商屋敷だそうです。かつての繁栄を伝える建物ですね。

菟田野町4

芳野川(ほうのがわ)
この川の下流に下社、上流に上社があります。

古市場という地名からもわかるように、この辺りは中世以来市場町として栄えました。また、北側の大澤地区には珍しい水銀鉱山もありました。

県道31号線沿いには古くからの建物も多く残っています。

菟田野町5
菟田野町9
菟田野町10
菟田野町12

この建物のとなりが宇太水分神社です。

菟田野町2

国道から水分神社へ続く道。前の記事にある二つの鳥居の間です。

菟田野町1

上の写真のすぐそばにある公民館。

菟田野町6

県道から分かれて小さな路地を入っていくと…

菟田野町8

お寺があります。安楽寺です。門の形が素敵です。

菟田野町7

地蔵の辻交差点を北から見たところ。ここを右に入っていくと今回ご紹介した街並みが見られます。


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宇太水分神社・中社

下社のあとは菟田野古市場にある中社へ行きました。


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県道31号線を南下すると旧菟田野町にたどり着きます。

公共交通機関で行く場合は、榛原駅から菟田野ゆきまたは東吉野村役場ゆきのバスに乗り、古市場水分神社で下車するとすぐです。バスは1時間に1本程度走っているので問題ありません。

宇太水分神社・中社8

国道から神社を見たところです。足の長い鳥居がたっていてわかりやすくなっています。

宇太水分神社・中社1

神社の入口です。こちらの鳥居は足が短めです。

もっと山の中にあるイメージだったのですが、町中にあります。この周辺は落ち着いた街並みが続いています。

宇太水分神社・中社2

手水舎。屋根が苔むしています。古いもののようです。

そして、水が出てくるところをよく見ると…

宇太水分神社・中社3

カエルになっています。水分神社が水の神様であることと関係があるのかもしれません。ちょろちょろしか水が出ていないところもよくありますが、もちろんそんなことはありません。

その後もあちこち写真を撮っていると…

宇太水分神社・中社4

注意されてしまいました。

神社は神様にお参りする場所をであることを忘れてはいけませんね。看板にしたがって先に参拝を済ませました。

宇太水分神社・中社5

拝殿です。この後ろに本殿があります。

宇太水分神社・中社6

左の3つが本殿です。その右にあるのが春日神社、右端が宗像神社です。

本殿は国宝、春日神社、宗像神社は重要文化財に指定されています。

これらはご覧のとおり瑞垣に囲まれていてすぐそばまで近づくことはできないのですが、500円を払うと特別拝観ということで、瑞垣の中に入れていただくことができます。しかもガイド付きです。

私もも500円払って入れていただきました。

ちょうど宮司さんがいらっしゃるとのことで宮司さんに直々に案内していただきました。宮司さんというと立派な衣装を着た人を想像していたのですが、白衣を着た村のおじいさんといった感じの方でした。

しかし瑞垣の中に入るときに、祝詞というんでしょうか、お祈りの言葉を言っているときは宮司さんらしく、朗々と述べられていました。

宇太水分神社・中社7

宮司さんのガイドによると、この神社は第10代崇神天皇の時に作られ、建物自体は鎌倉時代のものだそうです。

本殿に祀られているのは、向かって右から、天水分神(あめのみくまりのかみ)、速秋津彦神(はやあきつひこのかみ)、国水分神(くにのみくまりのかみ)です。

右の天水分神は水を出す神様、左の国水分神は水を止める神様、真ん中の速秋津彦神はその二人の仲を取り持って調整する神様なのだとか。3人で協力してこの地の水を守っておられるのですね。

天水分神は水を送り出す神様なので、北は稚内から南は沖縄まで全国の水道局で祀られているそうです。国水分神は水を止める神様なので、水が出ては困る鉱山などでお祀りされているんだそうです。山口県の宇部興産でも祀られているんだとか。

奈良県に国宝のお寺はたくさんあるけれど、神社で国宝なのは春日大社と石上神宮とここだけだと、宮司さんがちょっぴり自慢げに話しておられるのが印象的でした。



下社の記事はこちら
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宇太水分神社・下社

「宇太水分神社」

この読み方わかりますか?

「うだみくまりじんじゃ」と読みます。

水分神社というのは漢字からもわかるように水の神様を祭っています。水分神社という名前の神社は複数ありますが、特に都祁・吉野・葛城・宇太の4つの水分神社は大和国四所水分社と呼ばれています。

今回はそのうちの宇陀市にある宇太水分神社へ行ってきました。


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この宇太水分神社は下社・中社・上社の3つに分かれています。

宇陀市榛原下井足の芳野川が宇陀川に合流する地点にあるのが下社です。上の地図中を西から東へ流れるのが宇陀川、南から合流しているのが芳野川です。「芳野川」は「ほうのがわ」と読みます。「芳野」は「よしの」とも読めますが、吉野と何か関係があるのかもしれませんね。

下井足は「しもいだに」と読みます。難読です。宇陀市は2006年に宇陀郡榛原町・大宇陀町・菟田野町・室生村が合併してできた市で、下社のある榛原は近鉄大阪線も通っており市役所もある中心地となっています。

しかしもともと宇陀の中心地は榛原ではなく、大宇陀町の松山地区でした。江戸時代前期には織田信長の子孫が支配する松山藩が置かれていました。しかし近代になって榛原に鉄道が通るようになると、中心も松山から榛原へ移っていったようです。

宇陀水分神社(下社)4

さて、本題の宇太水分神社は榛原から菟田野へ向かう県道31号線沿いにあります。今回は自動車で行きましたが、榛原駅からもそんなに離れていないのでアクセス良好です。

宇陀水分神社(下社)1

連日猛暑が続きますが、神社の木陰に入ると幸せです。

宇陀水分神社(下社)2
(クリックすると大きくなります)

この下社は女体、中社は男体、上社は童体だそうです。神様のお姿のことでしょうか。

宇陀水分神社(下社)5

宇陀水分神社(下社)6

手水舎です。隣には宮司さんがお住まいになっているようです。こちらで犬を飼っているようなんですが、えらく吠えられてしまいました。私は犬が苦手なのでびくびくしてしまいます。

宇陀水分神社(下社)3

県道から神社へ向かう参道の途中に大きな木の切り株がありました。これは1998年の台風7号の被害の跡です。樹齢300年程度の木だったようですが、台風でこの木が社務所を直撃したためやむなく伐採したそうです。

この台風では室生寺など奈良県内で大きな被害が出ました。当時は私の家も停電しあわてて近くのコンビニまで食料を確保しに言った記憶があります。レジも止まっていたので店員さんは電卓で計算していました。祖母はこんな台風伊勢湾台風以来だといっていました。

この後、中社・上社へも行ったのですがそれは別の記事でご紹介します。



中社の記事はこちら
上社の記事はこちら



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彦根市石寺町

滋賀県彦根市の琵琶湖岸にきれいな環濠集落を見つけました。


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ここは石寺町の中でも下石寺という集落です。下石寺と上石寺の二つの集落で石寺村でした。

上石寺は南東の荒神山のふもとにあります。


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左上が下石寺集落、南東に広がるのが荒神山で、その麓にあるのが上石寺集落です。

右側に見えるのが曽根沼という沼です。直線でスパッと切れたように見えますが、もともとこの沼は下石寺と上石寺のあいだまで広がっていたようです。昭和30年代に行われた干拓事業でその面積は半分以下になってしまいました。

干拓でできた土地では梨栽培がおこなわれているようです。彦根梨という名前で売られています。


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Author:くりまんじゅう
小さいころから乗り物と地図が大好きです。最初は家のそばを走っていた近鉄電車。今では時刻表に載っている乗り物なら何でもOKです。電車の行先の地名を覚えたのがきっかけで、地図にも興味を持ちました。

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